平成26年第4回半田市議会定例会(9月議会)

9月2日より平成26年第4回半田市議会定例会(9月議会)が開催されました。

 公用車両が関係する事故の和解および損害賠償額の決定等の報告が5件、平成26年度一般会計補正予算等の補正予算関係が5件、半田市の土砂等による埋立等の規制など条例制定が3件、その他3件のほか、平成25年度一般会計決算、平成25年度特別会計決算の認定の議案が提出されました。

 また、一般質問においては、11名の姿勢に関する一般質問がありました。

 一般質問後、分割付託された議案は所管の委員会において審議され、本会議場での委員長報告脳のち、質疑、討論、採決が行われ、原案のとおり可決となりました。

 しかし、報告事項として上げられた、「株式会社タウンマネ-ジメント半田の経営状況について」ですが、何がどう変わったのかがわかりませんが、このまちづくり会社が解散の方向に進むとの事でした。何がきっかけで政策転換がなされたのか?次に誰と何処に進もうとしているのか?など、半田市の中心市街地の活性化を含めたまちづくりが頓挫しないかが心配です。

中村宗雄を平成26年9月議会における一般質問

「市民目線から見た半田市の観光振興ついて」
(質問の趣旨)

 最近になって、私だけではないと思いますが多くの市民の方から二つのことを尋ねられることがあります。

 一つ目は、「市役所はいつ完成なのか?」

 この問いに「年内に完成ですよ」と答えると、ほとんどの方がこう切り替えしてきます。「そんなに早くできるんだ。もっとかかると思ってた」と。

 要するに、今の状態で年内に工事が終わるとは市民の皆さんから見えないということだと思いました。

  そして、二つ目の問いは「今、赤レンガ何か工事でもやってるの?」

 この問いに「来年4月オープンにむけて、20億円かけて改修中ですよ」と答えると、ほとんどの方がこう切り替えしてきます。「あんなもんに20億円もかけて、何考えとるのか?」と。

 要するに、20億円というと投資する金額の大きさとそれに見合う「目的や必要性」が市民のみなさんに見えてこないから、このようやり取りに成るのかと思いました。

 しかし、いくら赤レンガの事業単体に対して、目を凝らし見ても、また20億円という金額の大きさだけを取り上げても何も見えてはきません。今、本当に目を向けなければいけないのは、赤レンガの向こうにある半田市の観光施策です。

 住んでよし、訪れてよしの環境を作って人を呼び込むそして、観光客が増えればそれにあわせた経済効果もある。そして、住民が地域に誇りをもてて、それが人口増につながる。

 日本のことわざにたとえれば「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、ゴールに繋がるスト-リ-が本当にあるのでしょうか?

 半田市内には、臭気対策、防災、教育、子育て支援、少子化、高齢化対策など推し進めねばならない様々な課題や、市民の皆さんの要望が数多くあります。

 直接市民の皆さんに係ることでなく、少し距離感ののある「観光」というものを優先された半田市の観光というものにに対する目的や必要性そしてビジョンなどを明確にするために質問をさせていただきました。

◆質問 半田市の山車文化を紹介する拠点(山車会館)の整備は、いつ具体化するのですか?

◆答弁  山車会館の整備は、場所、規模、内容等について地域の山車祭り関係者と協議し、検討会議を立上げ取り組んでまいります。

◆質問 計画によって半田市が目指す観光客数がまちまちに表記してありますが、現時点での半田を訪れる観光客数の目標値はいくつですか?

◆答弁  目標値は平成28年度で120万人です。

◆質問 来春4月にオ-プンが予定されている半田赤レンガ建物の指定管理者(JTBプロモ-ション)に対して、どの様な指導と要望を行っていますか?

◆答弁  半田赤レンガ建物は、半田の先人の起業家精神を伝える産業遺産である事と、自主事業を展開する際には、地元業者や地元関係団体と連携して、地域の活性化に繋がるように指導しています。

◆質問 多くの観光客が訪れた時に、半田赤レンガ建物の周辺道路の渋滞等の交通状況については、どの様に予測をしていますか?

◆答弁  半田赤レンガ建物が面した国道は通行量の増加が想定されますので、大型観光バスの降車後にアイプラザ半田への回送や、乗降場の設置などを検討しています。

◆質問 半田赤レンガ建物を知多半島のランドマ-クとなるように目指す」とされておりますが、どの様な理由でそこに至ったのですか?

◆答弁  半田赤レンガ建物に多くの観光客が来る事は知多半島全体の活性化に繋がると考えており、半田市が知多半島観光圏の主導的な役割を担い、地域の活性化が期待できると確信しています。

◆質問 市民評価でも半田市の観光振興の長期展望が見えないと指摘されているが、どの様な将来展望がありますか?

◆答弁  JR駅前から半田運河、岩滑、亀崎地区において、半田らしい街並みができ、それらを繋ぐ交通手段も整い、市民を含めた多くの人で賑わったいるまちに成ってると考えております。

◆質問 すばり、観光振興で半田市が目標とする先進的なまちはありますか?

◆答弁  目標とするまちはありません。半田独自のまちづくりを行っていきます。

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