平成24年第1回半田市議会定例会(3月議会)

 平成23年2月23日より、3月22日までの29日の期間で、平成24年第1回半田市議会定例会(3月議会)が行われました。

 榊原純夫市長により「市長市政方針」にはじまり、公園の器物損壊事件に関する事件の和解および損害賠償の額の決定専決処分の報告が5件、道路管理に関する事故の和解および損害賠償の額の決定に関する専決処分が1件、合計6件の報告事項と平成23年度半田市一般会計補正予算をはじめ、他の特別会計の補正予算が7議案、そして最も大切な平成24年半田市一般会計予算、他の特別会計予算、条例の改正など32議案が上程されました。

 3月議会は、平成24年度の予算を審議する非常に重要な議会です。特に新庁舎建設事業の実施設計費など、今後の市政に大きく関わるものもありました。

 現在の新庁舎建設事業の計画では、現在の半田市役所南駐車場に盛土をして作る計画ですが、私を含め多くの議員が建設場所に疑問を抱いているのも現実です。

 そうした背景の中で、「平成24年度一般会計における付帯決議」が議員提出議案として上程され、賛成多数で可決されました。

 

中村宗雄の平成24年3月議会における一般質問

「市民目線で考えた、都市計画道路のあり方について」

(質問の主旨) 
 半田市には、最上位に位置する「総合計画」から、防災、福祉、教育、スポーツに至るまで様々な計画があります。

 そもそも計画とは、目的を達成するために将来どのように行動するかを決めることで、一度計画すれば、「実行」、「見直し」、「中止」の三つの選択しかありません。

 しかし、現在の半田市には戦時中に計画されて、今もなお実行されずにいる計画が存在します。それこそ市民目線で考えれば、この流れの速い現在において、戦前の計画を堂々と掲げていることに、驚きを通り越しあきれるばかりです。

 そんな「都市計画道路」とは、いったい誰の為の何の為の計画なのでしょうか? 私はこの質問を機会に、半田市の都市計画道路の今後のあるべき姿を明確にするために質問をさせていただきました。

質問  半田市における都市計画泥路の路線数、計画された年度はいつですか?
◆ 答弁  半田市内には31路線有、50年前の計画のものもあります。

◆ 質問  その進捗率を完成年度はいつですか?
◆ 答弁  全体の進捗率は57%で、完成年度は定めておりません。

質問  完成年度が決まっていない事を、その路線の沿線に住まわれている市民の方に説明はしてありますか?
◆ 答弁  完成年度を定めていない事は、市民には説明してありません。

◆ 質問  都市計画道路沿線に市民の方の「声」を聞いたことはありますか?
◆ 答弁  沿線に住まわれている土地の所有者が有効な土地利用が出来ていない事は、認識しております。

◆ 質問  他市では、長期未整備の都市計画道路沿線に関しては、建築制限の緩和をしているが、半田市としてはいかがお考えでしょうか?
◆ 答弁  先進都市の事例を参考にし、3階建て等の建築制限の緩和に前向きに取り組んでまいります。

◆ 質問  都市計画道路沿線は、土地の売買でどのくらい不利になるか半田市は把握していますか?
◆ 答弁  正確には把握しておりません。

◆ 質問  都市計画道路沿線では、一般的に30%から50%ほど資産価値が低くなる現実がありますが、他市では、最大50%の固定資産税の軽減措置を行っていますが、半田市としてはいかがお考えですか?
◆ 答弁  来年からとは行きませんが、固定資産税の軽減措置について、前向きに検討してまいります。

◆ 質問  今後の都市計画道路の計画の見直しについては、どのようにお考えですか?
◆ 答弁  今後の人口減少時代を迎えるにあたり、既存ストックの有効活用や事業効果の早期発現、総合的なコスト縮減などを重視し、愛知県市長会知多ブロックにおいて、意見を取りまとめ、愛知県に要望して行きます。

審議結果はこちらから
各派代表質問はこちらから
一般質問の通告はこちらから
会議の欠席状況はこちらから