平成26年第3回半田市議会定例会(6月議会)

6月17日から27日までの10日間に平成26年第3回半田市議会定例会(6月議会)が開催されました。

今回は、除草作業中の事故の和解および損害賠償の額の決定に関する専決処分が6件、その他土地開発公社の経営状況との報告が7件ありました。

平成26年度一般会計予算の補正予算、半田市市税条例の一部改正などの条例改正が6件、そして半田赤レンガ建物整備工事と、七本木池公園整備工事の請負契約の締結についての2件が上程されました。

また、一般質問においては、11名の姿勢に関する一般質問がありました。

一般質問後、分割付託された議案は所管の委員会において審議され、本会議場での委員長報告脳のち、質疑、討論、採決が行われ、原案のとおり可決となりました。

中村宗雄を平成26年6月議会における一般質問

「半田市の交通指導員のあり方について」
(質問の趣旨)

 毎朝、7時頃から小学校の近くでは子どもたちの登校する姿、また午後になれば下校する姿が見受けられます。

 ちなみに、具体例として上げます住吉町6丁目の交差点ですが、私自身が小学一年生の時も、この交差点を横断して小学校に通いました。

 僕らが子供のころは、「緑のおばさん」と言っておりましたが、交通指導員さんは、毎朝、また毎下校時には交差点に立っていただき、長年にわたり、人こそ入れ替われど、子供たちを見守り、交通指導をしていただきました。

 最近、「うちの地域に交通指導員がいなくて困っている」そんな声を聞くこと多くあります。

 そんな声に対して半田市はどの様に考えているのでしょうか?

 交通指導員さんが居なくて困るという学校側やPTAや地域の声。市内で交通指導員さんがいる地域といない地域が混在する現実。果たして交通指導員は本当に必要なのでしょうか?

 いれば、いないよりましと言う程度の物なのでしょうか?それとも絶対的に必要不可欠なものなのでしょうか?

 私は、この質問を機会に、半田市の交通指導員が本来どうあるべきかを明確にするために質問をいたします。

◆質問 現在の半田市のおいての交通指導員の定数と定数と実数の比率(充足数)は、どの様になっていますか?

◆答弁  交通指導員の定数には定めは無く、13小学校区に1名が必要と考えています。充足数としては、現在4小学校区に4名の欠員が生じています。

◆質問 現在の半田市の交通指導員の給与等の処遇と雇用条件はどの様になっていますか?

◆答弁  交通指導員は、1年間の任期付き職員として採用しており、昨年度の一人当たりの平均勤務時間は983時間であり、平均年収は99万4千円です。

◆質問 現在の交通指導員の不足分に対する募集と採用予定はどの様になっていますか?

◆答弁  ハロ-ワ-ク、市報、半田市のホ-ムペ-ジ等で募集を継続して行っていますが、本年4月に1名の採用以降の応募が無い状況です。

◆質問 交通指導員の確保と雇用関係の継続のためにも、処遇の改善と雇用条件の見直しが必要と考えますが、半田市としてのお考えは如何ですか?

◆答弁  今後は待遇改善を含め、働きやすい勤務形態を採用し、交通指導員として働くやすい環境を整備していきます。

「半田市の環境施策と環境教育のあり方について」
(質問の趣旨)

 最近、新聞紙上や報道番組でも「STAP細胞」、「理研」、「小保方さん」これらのキーワ-ドを見ることが非常に多いと思います。

 これは、医療の為にも誰もが存在してほしいというSTAP細胞に対する期待と、それを科学的に立証できないという現実との戦いだと私は考えています。

 世の中にはこのように、期待と現実がぶつかり合うことは珍しくありません。

 なんとかダイエットとか、なんとか健康法もある意味でその類かもしれません。

 近年、海の日が近づくと日本各地でEM団子を河川の投げ込むという環境活動が盛んに行われております。これで、河川がきれいになるという環境活動です。

 このEM団子を含めた環境活動されている方を、私は否定するつもりは、全くありません。しかし、現実的にはインタ-ネットでEMと検索するとその評価は二分されています。

 良いとする評価では、河川の浄化だけでなく、農業や福島など被災地の放射能の除染、家畜の糞尿の臭気対策にも有効、直接飲むと癌も直してしまうとか、悪いとする評価では、科学的根拠がない、営利目的、宗教団体とのからみがあるなど様々です

 そんな夢のようなEM菌というものに、存在ほしいという期待は、どこかSTAP細胞と似ているような気がします。

 私はこの質問を機会に、半田市はこの夢のようなEM菌というものを、環境施策や子供たちへの環境教育の中で、どのように位置づけているのかを明確にするために質問をします。

◆質問 半田市は、市民団体が行う「EM菌、EM団子」の河川の放流をどの様に評価をしていますか?

◆答弁  「EM菌、EM団子」の河川の放流の良い事例も聞きますが、効果が科学的に検証されていないので、是非を判断することは出来ません。

◆質問 愛知県環境部は、EM菌の科学的根拠が無いことや、EM菌の河川等への大量投入は水質汚濁を引き起こすので、望ましくないとしていますが、半田市としては如何お考えですか?

◆答弁  半田市としても、EM菌の河川等への大量投入は望ましくないと考えています。

◆質問 市内の小中学校のプ-ルにEM菌を入れているようですが、EM菌をプ-ルに入れる目的と根拠を何ですか?

◆答弁  科学的根拠はありませんが、プ-ルの清掃負担の軽減を目的に、清掃道具の一つとしてEM菌を入れいます。

◆質問 EM菌を今後の半田市の環境教育に取り入れていくお考えはありますか?

◆答弁  EM菌は、科学的に立証されていないので、半田市の環境教育に取り入れていくつりはありません。

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